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飲酒運転の車にひき逃げされ、一人息子を失った福岡市西区今宿、自営業松原道明さん(61)が23日、県警察学校(福岡市中央区)で講演し、交通事故捜査や被害者対策に携わる警察官らに飲酒運転事故の悲惨さや遺族の思いを訴えた。



事故について涙ながらに話す松原さん 県警が、現場の警察官に遺族や被害者の心情を理解し、任務の重さを実感してもらおうと、松原さんを招いた。各署の交通捜査担当者ら約50人が参加した。

 松原さんの長男和明さん(当時31歳)は2004年11月2日夜、西区内をバイクで走行中、飲酒運転の主婦の乗用車にはねられ死亡した。主婦は直前まで飲食店で酒を飲んでおり、呼気1リットル中0・20ミリ・グラムのアルコール分が検出された。

 和明さんには結婚を約束していた女性がいた。新居を借り、5日後には女性の両親に結婚のあいさつに行く予定だった。将来、和明さんとともに会社を設立する夢を描いていた松原さん。「息子の命が奪われ、家族や婚約者の人生が狂わされた。私の夢もつぶされた」と語った。

 松原さんは、事故捜査で県警が詳しい状況や加害者の供述など捜査情報を十分に伝えてくれなかったことにも言及。「遺族にとっては警察が唯一の情報源。遺族にはわかったことをすべて話してほしい」と語りかけた。

 事故を起こした主婦は道交法違反罪などに問われ、懲役2年8月の実刑判決を受けた。だが、松原さんは「現代の法律は交通事故の加害者への刑罰が軽く、遺族感情を無視している」と指摘。さらに「逃げ得を許さないためにも、飲酒してひき逃げした犯人に対しては厳罰が必要」と訴えた。

 講演後、行橋署被害者支援係の水町清治警部補(57)は「遺族の心の傷の深さを感じた。遺族のことを第一に考えて警察活動に取り組みたい」と話した。

(2008年5月24日 読売新聞)
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